さくらんぼなあたしと王子様
「キス、していい?」

ドキドキドキドキ!!

雛斗の伏せた目にドキドキして

雛斗の触れた指にドキドキして

雛斗の甘い声で紡がれた

言葉にドキドキして…………。

頭の中が一色、雛斗だけになる。

「まっ、だめって言われても
無理やりするけど。」

「なっ……!?」

もっと顔を赤く染めた瞬間、

キモチと同じように唇も

重なり、甘い口づけを交わした。
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