さくらんぼなあたしと王子様
「す、すごいね…。」

世羅ちゃんは若干引き気味な様子。

「持月たちは桜羅のことすきじやねぇの?」

すると男子数人が近寄ってきた。

あたしは反射的に

世羅ちゃんのうしろにかくれた。

「かっこいいとはおもうけど、
私彼氏いるし~。」

「俺の彼女なんか、俺より桜羅、桜羅
だし(泣)」

「ははっ。がんばれ~!」

世羅ちゃんは男の子の肩を笑いながら

ポンッとたたいた。
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