オオカミ先輩の猫かぶり
突然の私の告白に目を丸くする先輩。



私は自分で言っといて、恥ずかしさで顔が熱を持ってきた。



伝えなきゃ、私の気持ち。



「私、先輩のこともっと知りたいんです。玲奈先輩より、もっと。私が一番近くにいて、一番先輩のこと、知っていたいんです。だから…んっ。」



私が言い終わる前に、私の唇は、先輩の唇で塞がれた。



「ごめん。でも、好きだよ。紗和。」



一旦唇を離して、そう言うと、また唇を重ねられた。
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