オオカミ先輩の猫かぶり
「それにね。宇佐美さんのこと気になってたりして。いいなって思ってたんだよ。」



「は?」



どういう意味やねん。



っていつから私は関西弁になったんだ。



つまり、それくらい動揺していた。



だって、普通信じられますか?



大神先輩みたいなキラキラモテモテ男子が私みたいな地味目な植物オタク女に。



大神先輩がダイヤモンドだとしたら、私は河原に転がっている石っころ。



信じられないって。
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