鬼に恋した鬼使い(仮)
完璧な鬼
次の日の朝。
「......さま...............るかさま...」
......ぅーーん......
まだ眠い...
だぁれ?
寝ぼけた頭でまぶたを少し開けた。
「はるか様、起きてください、はるか様。」
すると、アルが目に入る。
アルが起こしに来てくれたのか...。
......ん?待てよ、今何時?
アルの隣に置いてある時計を目にして一気に目がさめた。
「うっそー!九時半!?遅刻だわー!!!」
「は、はるかさま!?お待ちを.......」
私に呼びかけるアルに、返事すらできないほど、私は慌てていた。