鬼に恋した鬼使い(仮)
「ちょ、ちょっとまって!!」
「なんだ。不満でもあるのか?」
不満なんてあるわけないよ!
逆だって逆!
「不満じゃなくて、この鬼…人の姿してて…その…!!」
他の鬼は勿論人の姿はしてない。
形は様々だけど人間とは程遠い姿が普通。
唯一、人の姿をしている鬼が…
「はい。私はS級ランクの鬼ですので。」
それくらい知ってるから!
そう…唯一、人の姿をしている鬼というのは
最上級、S級ランクの鬼だけなのだ。
言わばエリート。
目の前にいる鬼だ。