狼ゴコロは愛のイロ

｢そんな、普通なんて･･････｣



あたしの経験だって、普通かどうか･･･



｢でも、俺の普通は、こんなふうに笑顔でできたらなって。だって、俺は嬉しいからさ。こんなに愛しい玖美を、愛せることが･･･｣



笑顔でそういう雅に、あたしは涙が止まらなかった。


色んな感情が込み上げて、溢れて･･･


でも一番はやっぱり



｢あたしも、雅のこと愛してる･･･ずっと、これからも一生･･･｣


｢･･･良かった。同じ気持ちで｣



雅の満面の笑みが近づいてきて、あたし達はまた唇を合わせた。