狼ゴコロは愛のイロ


雅くんは、何をもらったら喜ぶのかな?



「ねぇ玖美ちゃん、手料理を振る舞うとかは?」


「え?あたしが?」


「うん。だって玖美ちゃん料理上手だもん!ほら言うじゃん、男の人を捕まえるなら、胃袋を掴んどけって」


「い、胃袋ね・・・」



でも、そうなるとあたしの家に来てもらうことになるかな。


だけどそれはちょっと・・・



「きっとね、雅くん一人だったら彼も断ると思うの。だから、あたしと龍くんで連れてって、4人でパーティーにしよ♪」


「パーティー?」


「そ!あたしと龍くんがいるから、2人になることもないし、大丈夫でしょ?」


「う、うん。ありがとう。それじゃぁあたし頑張って作るね」


「うん。あ、やっぱりあたしも一緒に作ろうかな!で、雅くんは龍くんに任せよう」




いつもあたしは皆に助けられてばかりだな・・・


それじゃぁ明後日は頑張って美味しいもの作ってお返ししよう。




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