狼ゴコロは愛のイロ


そして当日



ピンポーン。


「あ、来たね」


「のどかごめん。あたし手が離せないから出てもらえる?」


「OK!」



今日は晩ご飯に皆を正体をして、パーティー。



お酒も買ったし、あたしは飲めないけど・・・


おつまみも色々作ったし、お料理も大丈夫。




「お邪魔しまーす!」


「いらっしゃーい」



元気良く入ってきた龍一くんに振り替えると、後ろには雅くんの姿が。



しかも手には・・・花束?



「お邪魔します。これ、よかったら飾って」


「いらっしゃい。嬉しいけど、どうしたの?」


「コイツが、何か持っていかないと気が済まないって言うから花束買えって冗談で言ったらホントにイデッ!!」



説明してくれた龍一くんにのどかちゃんが拳骨をしていた。



「ありがとう。とっても嬉しい。大事に飾っておくね」


「・・・あぁ」



それだけ言うと、雅くんは踵(きびす)を返してテレビの前のテーブル近くに座った。



照れてるのかな?


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