狼ゴコロは愛のイロ


そんな、こんな面倒臭いあたしなんか・・・



「一々確認取らなきゃいけないあたしなんかよりも、もっといい人たくさんいると思う。それでもいいの?」



彼は、嬉しそうに目を細めた。



「もちろん。玖美ちゃんを愛してるんだ」



泣き崩れるあたしに「抱き締めてもいい?」と聞いてくる彼に、何度も頷くと彼は優しく包み込んでくれて背中を擦ってくれた。



「これからは、どんな時でも君を守るから・・・愛してるよ、玖美・・・」


「ありがとう。あたしも好き・・・」






こうして、あたし達はわずか3週間で恋人となった。





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