狼ゴコロは愛のイロ


*雅SIDE




昼休み。俺はなぜか社員食堂にいた。



『お前と話したいってあいつらがうるさくてさ。なっ!頼む!!今度合コンする時にあいつらを連れてかなくちゃいけないんだよ!!』



とかなんとか訳の分からないことを言って引っ張られてきた先には、社内でも龍一同様人気の高い男たちがいた。



同期で入社し、同じ部署で働いている所謂仲間?みたいなものだが、話したことはない。



俺にとってはなんで今さらというものだ。




人に嫌われる俺だが、俺は別に人は嫌いじゃない。



だから、同期のやつらと話せるならそれは嬉しいが、こいつらは正直あまり関わりたくないと、思っていた。




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