狼ゴコロは愛のイロ


「・・・・・・わかった。だけど一人になるんじゃないよ」



玖美の返事を聞いてから携帯を切った。




心配だ。


今日は仕事もかかりそうだから、家にしばらく1人にさせてしまう。


俺がいない間に何かあったらと思うと、冷静ではいられない。




待ち受け画面に変わった携帯を見つめ、俺はため息を吐いた後、ある場所へ電話を掛けた。





< 70 / 122 >

この作品のキーワード

この作品をシェア

pagetop