蒼い唄
「ん~じゃあーホテル~」


白昼堂々とそんなこと叫ぶなー


あたしの品位が更に下がるー


またあちこちで聞こえる…


「ヤダ~不潔ー」

「次の神崎のターゲットは奥田か~」


ターゲットじゃない…

祐也が勝手に寄ってきただけ…


『あんた、殴るよ?』


「美波ちゃんー怖い~ちょっとした冗談だって~そうそうー遊園地行こうよ~」

『遊園地?』


「最近できた例の遊園地~デートって言ったら遊園地でしょー」


つまりあんたが行きたい訳ね


「じゃあさ~今週の日曜日に行こ~また詳しいことはメールするねーじゃあね~」


祐也は自分のクラスに帰って言った


何か嵐みたいな人だったな~


今週の日曜日かあー

正直面倒くさいー


あたしの分身がほしー

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