バカな私は嘘つきで。

 「おっはー。ゆーみ」
 そういって、私の肩を叩くツインテール美少女。
 「……おはよ。って、今何時間目?」
 「4時間目真っ最中!」
 「まじですか……」
 どうやら、私は寝ていたらしい。
 ちなみに、ツインテール美少女が言った「ゆーみ」は私のことである。
 漢字で書くと、夢実。ありがちな名前だ。
 そして、さっきから言っている、ツインテール美少女は私の親友。莉子(りこ)。男子にモッテモテのロリ系美少女。
 「お弁当お弁当っなにかなぁ」
 前の席の莉子は、幸せ気分でウハウハしている。
 ……元気だなぁ(笑)

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