ねぇ…〜私の足跡〜








心那が出かけていった後





俺は



大学の同級生で
親友に近かった結真(ゆうま)に
電話した









「はい、南野です」





「お、結真?恋音だけど…」






「恋音か、飲みの誘いはお断りだぞ」





「禁酒か?」






「違うよ、今日はデートなんだ♪」





「よかったな、」





「おう、ところで用件は?」







「あの…新患を1人…」






「男?女?」






「んー男?」






「へー予約しといてやるよ
その人の名前は?」






「…」






「どーした?」






「んー、やっぱいいって」







「だめだ、連れてこい」






「いや、いいって…」







「恋音の予約しとくから…
午前の最後にするから」






「…」






「ばればれだぞ?
いつから痛いんだ?」





「夜中」






「心那は知ってるのか?」






「喘息の発作だと思ってる」







「そっか、



まぁ来い、」







「ああ、」








「ドタキャンは絶対許さないから」





「はぃ…」







そして



俺は病院に行く事になった







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