ねぇ…〜私の足跡〜
私がカップルに見えたのは
尋と凛ねぇだった
どーりで
遠目でもらぶらぶに見えなかったもん
そんな事を考えていると
尋がこっちに気付いて
私に手招きをしてきたから
尋たちが居るほうに行った
「わぁ、心那ぢゃん久し振り」
「うん」
近づいていってようやく凛ねぇは気付いてくれて
私と1ヶ月ぶりぐらいの
言葉を交わした
「ってなんでお前はここにいるんだ?」
と尋が首を傾げながら聞いてきたから
「尋探し」
と私が言うと2人共不思議そうな顔をした
尋はともかく、凛ねぇは…
尋の顔色が悪いから話しかけたんぢゃないんだ…
「俺になんか用事?」
「うん、坂本さんが尋先生、顔色悪かったですよーって言ってたからさっ」
わたしがそう言うと尋の表情がくもった
すると凛ねぇは
尋の顔をじーと見て
「あ、言われてみればー
よし、今から見てあげる。行こ」
と、行動力抜群の凛ねぇは尋を
連れて内科の方に
尋を引きずって歩いていった