ねぇ…〜私の足跡〜





私もついて行こうと歩き出そうとしたら、


凛ねぇが後ろを振り向いて


「心那は恋音くんの所に行きなさい、尋は大丈夫だからー」




って言うから


「ぢゃあ、よろしくねー
尋、ファイト!!」




と後ろから叫んで





小児科に戻って

少ししかなかったカルテを整理した


きっと尋が具合悪くなりながら
私のも進めててくれたんだ…



だから
ほんの10分ぐらいで終わってしまった




「はぁー、終わったぁー
よし恋音の所にでもいこうかな」


私はうっかり看護師がいっぱい居る中で言ってしまった




恋音が入院していることは親族と心外の医師しか知らない事に
なっている




どうか皆が聞き流してくれる事を期待したけど



一人の看護士が

「あれ?恋音先生今日来てませんよねー」



やばっ、
なんか言い訳…言い訳…っあ


「あーなんか今日急に出張が入ったって言ってたから
食堂で待ち合わせ?なんだー」



あー

焦ったけど
看護士も「あーそうなんですか」
って納得してくれたみたいだった




まぁ、私が食堂で合うのは
恋音ぢゃなくて結真だけどねー


ってこんな嘘ついたら
誰かに
見られてたら大事ぢゃん…笑




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