ねぇ…〜私の足跡〜






病院に着いた私は
まず恋音の所に行った




「おはよー」


と言いながら病室に入ると
恋音はもう起きていて
医学雑誌を見ていた




「おぅ、おはよー
昨日夜勤だったの?」



「えっ違うよ、夜勤は今日から」



「そっか
昨日はちゃんと寝た?」



「うん、寝たよー」


ちゃんと寝たよね?
何時に寝たかは別として…







「…んてか今日から夜勤なのに
何でいるの?今、まだ太陽出てるよ?」




そこまでバカにしなくても

いいぢゃんさー



「分かってます!本当は夜まで
寝てたかったけど…
昨日尋が具合悪そうだったから」



「尋先生まで!?」




「うん、私ってもしかして疫病神にとりつかりれてるのかなー?」




「うん、それしかあり得ないな…」



「やっぱり…」







「…って、本気にすんなよな
ジョークだよ
疫病神なんてものがあったら
病院がいくらあってもたりねぇし…」




そっか、
そうだよね!







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