ねぇ…〜私の足跡〜
心 :「恋音〜帰るよ」
恋音の頭を撫でながら
言ってみる
恋 :「ん〜」
いつもすぐ目を覚ますのに
なかなか起きてくれない
熱出たのかな〜
怠いのかな〜
と考えながら恋音を見ていると
隣に華乎が来た
華 :「おつかれ」
心 :「うん〜 もう終った?」
華 :「まだだよ〜 それより
恋音くん大丈夫?」
心 :「ん〜起きない!
華乎ちょっと体温計貸して」
華 :「ん! いいよ …はい!」
華乎に借りた体温計を
恋音の脇に入れて
鳴るのを待った
ピピピピピピ♪
華 :「鳴ったね〜」
心 :「ん〜 38.2 かぁ…」
こーゆーことは
柚樹先生に伝えなきゃ
心 :「柚樹先生ー!!
恋音38、2ありま〜す」
柚 :「本当に?」
心 :「本当です! でも帰っていいですか?」
柚 :「心那が見れるんならイイよ」
心 :「あんまり辛そうな熱ぢゃないので大丈夫です」
柚 :「なんかあったらすぐに連絡しろよ〜」
心 :「はい」
ん〜でもどうやって
車まで運ぼうかな〜
やっぱ起こすしかないよね
心 :「帰るよ?置いていくよ?」
恋 :「ん〜起こして…」
手を引っ張って起こしてあげた
心 :「起きた?」
恋 :「うん」
心 :「ぢゃあ帰ろっか」
私は恋音の手を引っ張って
ふらふらな恋音を誘導するように歩いた
白衣だけ
ちょうど通りかかった
同僚のカップルに頼んで
病院を出た