ねぇ…〜私の足跡〜








心 :「恋音も来るでしょ?」





尋 :「おぉ、今日恋音、小児科の方に来てたから言っておいた」


そっか、私の代わりに
今日は小児科いるんだね〜





心 :「なんって言ってた?」





尋 :「ん?ビックリしてた」



そんなこと聞いてないよー



心 :「ビックリするよねー
んで?来るって?」






尋 :「来ないわけないだろ
挨拶だぞ!!俺に挨拶したって
本当に認められた事にならないんだぞ」



んー
そうだよね?

でも…


心 :「親って何回かしか会った事ないけどね〜」



そう。
もう顔も忘れてしまいそう…

10年も会ってないんだもん






尋 :「お前は覚えて無いだろうけど、お前は母さんから一番愛情をもらってるぞ!!!多分…」





心 :「なんで?」




尋 :「母さん、お前のこと
愛おし過ぎて連れて行こうとしてたんだぞ?」




心 :「どこに?」





尋 :「世界中だよ。でもそれぢゃあ心那が可哀想たからって
親父と俺たちで止めたんだ」




そうだったんだ…


はじめて親について聞いたかも…




愛されてたんだね…私







今まで適当に
思っててごめんね?ママ…






心 :「何時に何処?」





尋 :「18時に鶯旅館」


病院から
近いところだ…





心 :「うん。分かった
優にぃも来るんだよね?」





尋 :「一家だよ。おじいちゃんから海咲までみんな来るよ」





心 :「そっか、分かった
長電話しちゃったね…大丈夫?」




尋 :「大丈夫だよ。
ぢゃあまた後でな〜」





心 :「はーぃ。バイバイ」




ーーーーがちゃ…









あ〜あ

めっちゃ楽しみになっちゃった…






落ち着かせるためにも

少し寝ようかなー




ーーーーー…・・・・・








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