舞い散る記憶
「相変わらず仲良いね!慧佑君、雪奈を守ってくれなくちゃ駄目だからね?」
そう言ってニコニコ微笑んでいる。
「当たり前だ、雪奈を守るやのは俺だけだからなぁ。」
そう言って慧ちゃんは、私に視線を移した。
もう~!恥ずかしいんだから!
そして、毎朝恒例の三人での登校となる。
しかも未だに手は、繋がれたままだ。
周りの生徒や他の人達は、立ち止まったり振り向いたりしている。
やっぱり慧ちゃんってばモテるんだよねぇ。
手なんて繋いでいたら駄目なような気がしてならない。
私達は、たわいのない話をしながら学校へと向かった。
何だか周りの生徒増えてないかしら。
何か噂されてる?でも、一体何を?
「オ~イ!三人とも!」
靴箱の方に近づくと階段を猛スピードで香坂君が駆けてきた。
「蓮次?一体どうしたんだよ?」
手には何かポスターのような物を持っている。
「これを見て見ろ!」
すると、香坂君は、手に持っているポスターを広げた。
するとそれは、校内新聞のようだ。
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