隣人は高校教師

「そうですよね…。
私、学校行きます!」

「うん、行ってらっしゃい。」

ニコニコして去って行く彼女に、何説教してんだよ。と自分に突っ込んだ。

自分だって、あの人の本音が分からなくてモヤモヤしてるくせに。

はぁ…もう何も考えたくない。

ため息を吐いてコンビニへと急いだ。

昼過ぎに学校へ向かうと、陽菜が珍しく男の子といた。
自然と組まれた腕から、恋人なんだろうと分かる。

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