隣人は高校教師


「曖昧じゃない。
舞ちゃんは俺の特別だって言ったじゃん。」


「……信じられない。
ごめんなさい。」

立ち上がって部屋を出ようとするあたしの腕を力一杯彼が引く。

「待てって!
なんで信じられない?
俺が遊んでるから?
確かにふらふらしてるから、不安だと思うよ。
だけど絶対舞ちゃん泣かせたくないって思うし…」


「あたしが前の彼女忘れられたか聞いた時、すぐに否定しなかった。
誤魔化そうとした。
そんなの信じられない。」

< 61 / 86 >

この作品のキーワード

この作品をシェア

pagetop