隣人は高校教師


話があると連絡を入れておいたので、学校へ行くと陽菜が待っていた。


「どうかした?
わざわざ連絡してくるなんて珍しいじゃん。」


「あ、あのね…実は報告があって……」


モジモジするあたしに、あっ!と叫ぶ陽菜。


「もしかして付き合った!?
堤くんと!」


「なんで分かっ……、堤くん?」


まさかの名前に聞き返す。


「え?だっててっきり良い感じだと…。
違うの?じゃあ、まさか。」


目を丸くさせて驚く陽奈に頷く。


「うっそー!!
そっちかぁ!
でも良かったね!おめでとう!」


ギュッとハグしてくれる陽奈に照れながらありがとう…と笑う。


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