<短編>大好き!
でもね、私は告白する勇気がなかった。


先生を困らせたくないって


でもそれって単なる自分のエゴにしかならなかった。


結局、私は逃げてただけだよね。


自分と向き合う事、先生と向き合う事を…


どうすればいいのかわからないまま、刻々と時間は過ぎていった。


先生と一緒にいられる時間もあと少し。


進路相談、3年の私達は進路をどうするのか決めなきゃいけなかった。


「お前はどうしたいんだ?」


先生に聞かれた時、私は答えられなかった。


私には、やりたいことなんてなかった。
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