閉じこめられた空間で
「くっそ!アイツなんなんだよ!」
駿太郎は、走って夏々を追いかけようとした。
すると、それより先に湊が追いかけていた。
なんなんだ?
駿太郎は思った。
「お前彼氏か?」
駿太郎は走りながら湊に聞いた。
「違う!友達だよ。」
「へぇ。」
そういうと、駿太郎は湊を追い越した。
スラリとした駿太郎は、夏々を必死に追いかけた。
湊は駿太郎を追うが、その後ろからさっきの男の隣にいた人が追い抜いてしまった。
「・・・っ!」
湊は、驚く。
凄い早さだ。
「早く!」
その男、誠は駿太郎に言う。
「おう!」
もう、湊は追いつけなくなってしまった。