ヲタク彼女
「あっ、ブ●ーチ録画してくるの忘れた」
夕方のアニメを録画するのがすっかり習慣になっていたため、俺はつい、普通に言ってしまった。
「……」
「……聖二、お前アニメ好きだったっけ……」
みんながキョトンとした顔で俺を見ていた。
「いや!この間たまたまテレビつけたらやっててさ!ちょーっと見てみたらこれが面白くて!」
冷や汗もんだ。何せ俺の一言で、もしかしたら彼女がヲタクだということがバレてしまうかもしれない。
「なんだ!そっかそっか。俺はてっきりお前がそっちの世界に行ってしまったのかと思ったよ」
実は片足突っ込んでたりするのだが……ということは、死んでも言わない。
彼女はこんなことを、よく3年間も隠し通したものだと、心の底から感心した。
夕方のアニメを録画するのがすっかり習慣になっていたため、俺はつい、普通に言ってしまった。
「……」
「……聖二、お前アニメ好きだったっけ……」
みんながキョトンとした顔で俺を見ていた。
「いや!この間たまたまテレビつけたらやっててさ!ちょーっと見てみたらこれが面白くて!」
冷や汗もんだ。何せ俺の一言で、もしかしたら彼女がヲタクだということがバレてしまうかもしれない。
「なんだ!そっかそっか。俺はてっきりお前がそっちの世界に行ってしまったのかと思ったよ」
実は片足突っ込んでたりするのだが……ということは、死んでも言わない。
彼女はこんなことを、よく3年間も隠し通したものだと、心の底から感心した。