もっと…
「バカじゃないの…?教師と生徒の恋が、通じる訳ないじゃないっ!!アンタは教師失格よっ」



嘘…。



バカなのはこの私。



教師失格だなんて、





死んでも思わないわよ。





「知らないわよ。アンタが加藤さんの事が好きだなんて…。

勝手にしたらいいでしょう?私には関係無いわ」




関係無い訳ない。



私にとって、すごく重要。




怒りで手足がガクガク震えている。


何だか息が苦しい…。



梓はこれ以上ココに居たくないので、準備室から出ていった。


走って、走って走って走りまくった。




も…嫌っ。



準備室から離れ、梓は床に座り込んだ。



「ぅ"…、ふぇ…ッ」







大好き…だった……本気でっ。
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