もっと…
ボーっとしたまま、どこか遠くを見つめている。



当然、目は合わない。




そういえば、最近個人授業してないな…。


いや、アイツが拒否しているのだろう。



俺が数学準備室で待っていても


何故か来なかった。




それが一週間経った。





ずっと待っていたのに…




ずっと、その瞳に囚われていたかったのに……





アイツは俺の目すら見てくれなかった。
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