もっと…
春樹達は、しばらく買い物を楽しみ、丁度小腹が空いた頃……




「そろそろお昼にしましょう?」



「あ、お昼なら良いトコあるから。其処にしようぜ」



「良いトコ?」




やや強引に梓の手を引っ張り、スタスタと何処かへ向かう春樹。





「ねぇ。何処なの…?」



「秘密♪」





だんだん人気が無くなっていき、こんな所にお店があるのかしら……と思わず疑問に思うくらい


なぁ~んにも無い。




まぁでも…


レトロな雰囲気で、どこか安心する。



原宿という事を忘れてしまうくらいだ。




春樹と肩を並べ、道を歩んでいくと


急に春樹が足を止め、




「ここだよ」




その時、





梓の何かが







壊れた音がした…――――
< 49 / 50 >

この作品をシェア

pagetop