冷姫Ⅰ
冷姫
今日も私はこの繁華街で狩りをする。
「ねぇ、君、かわいいね。俺達と遊ぼうよ」
三人組の男達が絡んできた。
シカトして歩いていると
「無視ですかぁ~?」
そういって腕をつかんでくる。
「・・・な」
「あぁ?なにぃ?きこえなかったぁ?」
そのふざけた話し方、どうにかなんないのか・・・。
「さわんなっていってんだよカス」
「ちっ。なんだと?女だからっで調子こいてんじゃねーよ。おい、お前ら、ヤレ」
どうやらリーダーらしい目の前の男が指示すると、取り巻き二人が私を囲む。
「あんた達、死ぬ覚悟・・・ある?」
「なんだ「ボコッ!」
反論する男の言葉を聞かずに顔を殴る。
「このアマァ!」
逆上した男達が一斉に殴りかかってくる。
だけど
「おせぇよ」
一瞬のうちに三人が倒れる。
だけどちゃんと手加減してる。
「うぅ・・・」
うめく男の頭をつかみお馴染みの質問をする。
「ねぇ、あんた達・・・鋳薔薇(いばら)ってチーム知ってる?」