冷姫Ⅰ
次の日、白の言うとおりになった。
「おめぇら転校生だ」
隼人の紹介で入ってきたのは・・・。
やっぱり二人だった。
「「雪!!」」
二人は自己紹介もせずに私に抱き着く。
「碧・・・・銀・・・・。久しぶり」
百季の有能なブレーンの碧(あお)。
女嫌いだけど私にはなついてくれてる銀(ぎん)。
二人とも百季の幹部だ。
「久しぶりじゃねーよ!俺らは仲間なのになんで・・・・」
「ごめんね。みんなには百季を続けてほしくて。結果的に休止にさせちゃったけどね」
「そんなこと、雪がいなきゃ意味ねーよ」
「ありがとう。これからはちゃんと協力してもらうから。早く百季に帰ろうね?」
「うぅ・・・最初からそう言ってくれればいいのに!」
銀が甘えん坊になってる・・・。