冷姫Ⅰ
そうやって何気ない毎日がどんどん過ぎていって、勇気や隼人が引退・・・私や白たちが次の幹部に・・・ちょうど一年前のあの日に近づいていった。
「総長!敵襲です!」
「そう。相手の名前は?」
「黒鳥です!」
「銀。いけるね?」
「アイアイサー」
百季は敵襲にも負けず、誰もが憧れ、恐れるチームへと成長していった。
そして周りのチームからはこんなうわさが流れ始めていた。
『百季には三匹の虎がいて、一人の姫を守っている。だけど一匹でも虎を傷つければ姫に殺される』
そんなうわさが・・・。