隣に魔王さん。


「ほんとですか?」


ウルウルなおめめでみないでーっ!可愛すぎて、悶えそう………、危ない人、とか思わないでっ!
びみょーな位置にいることは充分理解しているのさっ!


「うんっ!!」


あー、言質取られた。
と周りの皆様方が言っていらっしゃるのもわかっております故、可哀想な目で見るのはやめてーーっ!


「っでは!行きましょう。」

「………へ、」


ガシリ、満面の笑みを浮かべたニナに腕を捕まれ、きょーせーれんこーされているワタクシ。




ヘルプ!とエリダさんをはじめ皆様に訴えるような視線を送ると、

「!!!!」


誰も目を合わせてはくれませんでした。
う、う、裏切り者めぇええ!!!


いや、ごめんなさいっ。
死なない程度にするからっ。
だから、




へるぷ、みぃいいいい!!!!





哀れみの視線、否雰囲気ってかオーラ?を向けられワタクシはイキイキとしたニナさんに連行されていきましたとさ。



………ちーん、南無阿弥陀仏。




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