隣に魔王さん。
む、むりぃ………。
「まぁ、いい。いずれ、な?」
うん、魔王さんがイケメンだということば重々承知しています。
だからですね、お綺麗なお顔を近づけないでくださーいっ!!
ドキマギするのですっ!!
「むぅ、」
ぽんぽん、と手を頭に乗せられて子供扱いされている、のには腹立つけど実際問題恋愛に関しては赤ちゃん並みの知識です。
「お茶くれ。」
さっきまで拘束されていたのにふっと何も無くなったのでちょっと拍子抜け。
「はいはーい。」
簡易キッチンに向かいお茶の用意をする。
ニナが茶葉を用意してくれていたけれど、なつかスペシャルブレンドを飲ませてあげたいと思った、ってなんかなー。とあまり認めなくないのですよ。
「ふ、ふっーん」
お茶に関してはなつか、ぷろ。なのですっ!!
ブルーベリーとアプリコットを試してみようかなー、なんて思いながらブレンド中。