隣に魔王さん。
ニナはふんわりと笑って紹介を始める。
「なつかさま。右から紹介させていただきますね。
水色の髪をしているのがナハト、黒髪を団子にしているのがアヌ、桃色の髪をしているのがプラッタです。」
名を呼ばれ、ペコリと一礼してくれる皆さん。
そしてニナが彼女たちに向かって軽く頷くと彼女たちは一斉に………
「ふぎゃうっ!!」
「なにこの、カワイイイキモノ!お持ち帰りしてもよろしくて?」
「ふぎゃうっ、ですって。驚いた顔なんて卒倒してしまうわっ!今のうちにシャウトしないと!」
「ってゆーか、このスタイルよ!軽くFくらいはあるんじゃないの?」
押し潰されそうになりました。
そしてあちらこちらペタペタと。
―――へ ん た い が い る よ ー !
「……あ、あのっ」
「!あ、あのっ。っですって!カワイイワー!」
「みんな、さっそく気張るわよー」
ニナがおー、と拳をあげて他の3人がバタバタと扉から出ていく。
困惑する私を他所にニナはふんわり、と笑う。
いやいや、笑うよりも理由を教えてーーーー!!