隣に魔王さん。
「やっぱり、なつかの淹れたお茶は美味しいわぁ。」
「それだけが取り柄よね。」
「………運動も出来るもん。」
「違うわよ、そんな意味じゃないから安心しなさい。」
イチゴのムースケーキをつつきながら、紅茶を飲む。
こんにゃろう、ひどい言われようだ。
「その、こんにゃろうって言う口癖もいい加減直しなさいよ」
心を読まれてるっ!?まさか、エスパー?
って在り来たりな感じでごめんなさい。
「そのひねくれた性格も直しなさいよ」
「………はぁい」
もー何もいーません。
ずず、っと紅茶を飲む。
はいはい、わかってますよ。
音をたてて飲むな、でしょう?
わかってます、だから睨まないで。以外と怖いんで。
__っとまぁ、こんな感じに毎日が続くと思ってた。
高校を卒業して、大学に行って、就職して、結婚すると思ってた。
なのに____
何であんなことになったのでしょーか。