隣に魔王さん。


ベビーブルーは明らかに地味だったが、それはそれていいのだ。初登場から目立ってたら違う意味で嫌だ。勿論、もう目立っちゃってますけどねー


えぇ、いつぞやのテレビでやってた某アニメの王国みたいに一番上に2つの豪華な装飾で彩られた椅子がありますよっ!隊長っ!!



――って、隊長って誰?



自分で言っといてはてな、を浮かべる私。うん、頭イッテルーとかいわないでねー。


「なつか、そのまま立っておけ、」


壇上を魔王さんのエスコートで上がり先に椅子の前に立たされて耳元で囁かれる。
なるほどっ!見せつけるわけですねっ隊長!


ふわり、と微笑み自ら魔王さんの顔に近づけて


「やっちゃっていいのですかー?」


端から見たらラブラブの恋人同士に見えるように密着気味にする。因みに、隊長は私の頭の中の隊長です、今しがた作り出しました。


ごめんなさい。皆様、只今わたくし、笑っているだけで大層暇なのですよっ!
だからコレくらい許してくださいね!!


「楽に。宴を続けよ。」


魔王さんが鋭く、言い放つ。
さっすがー、腐っても魔王さん。王さまって感じです!



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