LOVE STEP
そもそもの始まり
冬と春の境目、中途半端なこの季節。
iPodで音楽を聞きながら、いつもと変わらない空を見上げる。
登校する生徒でいっぱいの歩道のはじっこで立ち止まる私に、
いくつかの視線が集中した。
何となくため息をついて歩き出そうとすると、軽い感触で誰かの手のひらが
肩の上をはずむ。
振り向いてみれば、見慣れた親友の姿。
「おはよっ!奈央」
「おはよう、桜」
気心知れた親友である、青木桜とは長い付き合いだ。
小学校の頃から、彼女の明るい笑顔に、私は何度となく救われてきた。
私にとって、本当に大切な友達。
桜は朝から元気な笑顔を顔に浮かべ、軽い足取りで私の隣に並ぶ。
登校する間、彼女と話すこの時間が私は好きだ。
いつもと変わらない。
けれどいつになっても尊い時間。
iPodで音楽を聞きながら、いつもと変わらない空を見上げる。
登校する生徒でいっぱいの歩道のはじっこで立ち止まる私に、
いくつかの視線が集中した。
何となくため息をついて歩き出そうとすると、軽い感触で誰かの手のひらが
肩の上をはずむ。
振り向いてみれば、見慣れた親友の姿。
「おはよっ!奈央」
「おはよう、桜」
気心知れた親友である、青木桜とは長い付き合いだ。
小学校の頃から、彼女の明るい笑顔に、私は何度となく救われてきた。
私にとって、本当に大切な友達。
桜は朝から元気な笑顔を顔に浮かべ、軽い足取りで私の隣に並ぶ。
登校する間、彼女と話すこの時間が私は好きだ。
いつもと変わらない。
けれどいつになっても尊い時間。