LOVE STEP
「奈央は、最近調子どう?」
明るい口調で桜が尋ねる。
私は、フワッと一つあくびを一つ落として答えた。
「うーん・・・別に。」
「別にって何よ。」
「特に変わらずってとこ?」
その答えに、落胆顔の桜。
「なんでそこで落ち込む?」
「もっとさー、何かないの?例えば・・・"恋"とか。」
キラキラした、いかにも楽しそうな顔で桜が言う。
『恋』という単語に、アクセントを強めて。
幼いころから仲好しだった私たちは、何かと気が合うことが多いけれど、
一つだけ、どうしても合わない点がある。
それは・・・・
「実はね!この前席替えしたんだけど、隣の席の男の子がね、もうすっごいイケメンで・・・・」
また始まった・・。
桜の長話を適当に相槌をついて受け流しながら考える。
『恋』か・・・。
人を好きになるってどういうことなんだろう?
だいたいどうやったら他人に恋心を抱けるんだろう?
これまでもたくさん、桜の恋バナは耳にしてきたけれど、
その度に思うこと。
『恋』って、何なんだろう?
明るい口調で桜が尋ねる。
私は、フワッと一つあくびを一つ落として答えた。
「うーん・・・別に。」
「別にって何よ。」
「特に変わらずってとこ?」
その答えに、落胆顔の桜。
「なんでそこで落ち込む?」
「もっとさー、何かないの?例えば・・・"恋"とか。」
キラキラした、いかにも楽しそうな顔で桜が言う。
『恋』という単語に、アクセントを強めて。
幼いころから仲好しだった私たちは、何かと気が合うことが多いけれど、
一つだけ、どうしても合わない点がある。
それは・・・・
「実はね!この前席替えしたんだけど、隣の席の男の子がね、もうすっごいイケメンで・・・・」
また始まった・・。
桜の長話を適当に相槌をついて受け流しながら考える。
『恋』か・・・。
人を好きになるってどういうことなんだろう?
だいたいどうやったら他人に恋心を抱けるんだろう?
これまでもたくさん、桜の恋バナは耳にしてきたけれど、
その度に思うこと。
『恋』って、何なんだろう?