姫の笑顔は俺のもの
カランッカラン――
扉を開けると、音の良いベルが鳴った
「いらっしゃいませー」
それと同時に、可愛らしい声が聞こえてきた
「やっほーほのりん!」
「燐、久し振りだね。今日は、葵君と優羽君も一緒なんだ」
「久し振り、穂乃華」
「・・・・・・」
「あれ?今日は、もう一人可愛い女の子も居るんだね」
にこっと、微笑んであたしを見る女の子
この子、めっちゃ可愛いんだけど!マロン色のウェーブがかった長い髪の毛に、色白で小さい細い身体
「はじめまして。私は、斉藤穂乃華と言います」
「えっと、あたしは花房柚姫です」
「可愛い名前ね。あなたにとても似合ってる」