姫の笑顔は俺のもの
「ほっといてよ」

「だから無理。理由を言うまではなさねえ」

掴んでいた手首に、少し力を入れる
細い腕だな・・・

「・・・」

「どうしても、言いたくないのか?」

そう問いかけると、小さく頷いた

「分かった・・・もう聞かねえよ。その代わり、俺の質問に答えろ」


「優しいのか性格悪いのかわかんない」

「俺は、いつでも優しいに決まってんだろ」

「そうだね・・・で、質問って何?」


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