姫の笑顔は俺のもの
「疲れてたんだろ。・・・昨日も夜中に外出て、そんなに寝てねえだろうし。泣き疲れたんだな」

「あ~確かにそうかもしれないな~・・・優羽のおかげで熟睡できたけど、睡眠時間はそんなになかったし」

「え、姫。優羽と夜中一緒にいたのか?」

「優羽だけ抜け駆けしてずるい~!!」

「一緒に居てわりーのかよ」

「いつそんな関係になったんだよ」

「二人とも、なんか誤解してるよね?昨日、たまたま屋上で会ったんだよ」

「夜中に屋上って・・・・」

「いーだろうが別に」

「優羽!なぜにさっきから、話をこじらせるようなことを言うんだ!!?」

「んなこと言ってねえだろ」

「いやいや、言ってたよね!?もしかして、無意識なのか?」

え、天然?
優羽は天然なのか?それとも、確信犯?

「えと・・昨日、ちょっと精神的に危うい状況で・・・屋上に居たら、ちょうど優羽が来てさ慰めてもらってたの」


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