姫の笑顔は俺のもの
「あ・・・チャイム」

屋上にチャイムが鳴り響いた
さすがに教室戻らないとね
アタシが戻らなかったら、3人も戻らないだろうし
いつまでも、サボらせるわけにはいかない


「あ、そういえば皆は昼ご飯食べたの?」


ずっと一緒に居てくれたみたいだけど、何か食べたんだろうか


「ううん、食べてないよ」

「姫が起きたら食べればいいと思ったからな」


「え、食べてないの!?昼休み終わっちゃったじゃん」


何も待ってることなかったのに・・・すでに迷惑かけまくってるな


「一食ぐらい抜かしたってなんともないだろ」


「いやいやいや、駄目だよ!」

「ううん、平気だよ」

「でも・・・」

「じゃあ、学校終わったら何か食べにいこうよ」
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