姫の笑顔は俺のもの
「じゃあ、そろそろ戻ろうか」

「うん。でも、姫大丈夫?」

心配そうに見つめてくる燐

「大丈夫だよ!だって、アタシには優羽も葵も燐も居るから」

「ああ。安心しろ、ちゃんと守ってやるから」

「ありがとう優羽」

口数は少なめだけど、必ず嬉しい言葉をくれる優羽

「そうだよ。ちゃんと傍にいるから」

アタシのことを、真っ先に気にしてくれる燐

「俺たちは姫を裏切ったりしないから、そうやって信じてくれていい」

お兄さん的存在で、優しい言葉で安心させてくれる葵
皆が居れば、大丈夫って思える

だから教室に戻っても大丈夫


「よし!行こう!!」


足取り軽く屋上を後にする
3人が後ろで、小さく微笑みながらついてくる

それが、なんだかとても嬉しかった


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