姫の笑顔は俺のもの
「燐さ、手当てするの慣れてる?」

「いや・・・なんか、手際いいし」

「手際がいいかどうかは知らないけど、まあ慣れてるかもしれないね。よく優羽の手当てとか僕と葵でしてたから」

「え、優羽の?」

「そうだよ。昔から喧嘩ばっかりしてたからさ、怪我が絶えなかったんだよね。本人は放置しちゃうし。だから、僕と葵がやってたんだよ」

「そうだったんだ。・・・そういえば、初めて会ったときも喧嘩してたな~。瞬殺だったけど」

マジで早かった
昔から、あれだったらんな納得がいくかな
喧嘩慣れしてないと、不可能だろう

「はい。できたよ」

「ありがとう。うわ、包帯も綺麗に巻かれてある!!」

「包帯巻くのは得意だからね」

「助かったよ。ありがとう」

「どういたしまして」

自分でやるって言ったけど、実際片手じゃやりにくいもんな~
燐がしてくれたおかげで、すぐ終わったし綺麗だし感謝だよ。マジで

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