姫の笑顔は俺のもの



と、とりあえず葵と燐に助けを求めよう
うん。それがいい

「ねえ、葵!燐!どうにかならないの?」

そう小声で囁くと、苦笑いの表情が返ってきた
え、言葉もないの?
嘘でしょ?冗談だろう?
無理なのか!?この状況は、葵と燐にも無理なのか?

「姫。さすがにこれは俺も口出しできないよ」

「僕もだよ」

「何で!?」

「だって、俺だって優羽が怒る気持ち分かるから」

「僕だって、思いっきり文句言いたいもん。さすがに授業中はしないけどさ」

・・・しまった
思わず詰まってしまった

これは、どう言葉を返すべき?
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