姫の笑顔は俺のもの
「優羽・・・?」

「何の用だ」

「う・・・やっぱり怒ってる?」

来たのは、柚姫
俺の様子が気になって追いかけてきたんだろう
それをわかっていたが、冷たく突き放すような口調になる

「なんで止めたんだよ」

「だって、和久井さん泣いてたし・・・。送ったのは、本人だとしても裏ではきっと誰かが動いてると思うから」

「それでも、送ったのには変わらねえだろう」

「そうだけど。アタシは、べつにどうでもよかったもん。あんなことにいちいちへこんでられないし。それに、アタシは優羽が怒ってくれて本当に嬉しかったの。その気持ちだけで十分だから」





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