月光の下で

お母さんにもう一度声をかけようとした、
丁度その時




――――ヒュウウウッ



「っ!!?」

強い風が吹き、思わず目を閉じる。

いったい何が起きたんだろうか。


風が吹き止み、目をあける。

その視界に映ったのは、お母さんと、


長髪の男だった。

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