月光の下で

終わりのない連鎖。

香花姫。

「………っ」

ツキンっ、と鋭い痛みが一瞬頭をかすめる。


なんだか懐かしいような、辛いような。
不思議な感情にのみこまれる。


これはいったい……。


──刹那、
私と男の距離が一気に縮まる。


< 9 / 12 >

この作品をシェア

pagetop